たしか、ホームレス支援の街頭販売誌「ビッグイシュー」で知ったのだったと記憶しますが、武蔵境に「三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller」という住宅があることを知り、その前衛的な外観に興味を持って、見学会に参加してみました。
三鷹天命反転住宅:http://www.rdloftsmitaka.com/
☆こんな感じの住宅のようです。

当日は、ICU(国際基督教大学)の学園祭で、武蔵境駅からのバスもタクシーも混み合い、やっと乗車したタクシーの運転手さんもこの住宅をご存じなく、住宅展示場に行ってしまうなど、ちょっと辿り着くのが大変でしたが、何とか到着。
☆こちらが、住宅の入り口です。

☆3棟ある、真ん中の棟です。

☆一番右の棟は、樹木に隠れて、全体像を撮影できませんでした。

☆別の角度から撮った、第3棟。

☆説明会は、3階のツアーや貸し出し用の部屋で行われました。これがそのお部屋の入り口です。
ウィークリーマンションとして宿泊することも出来るそうです。

一通り、説明が終って、撮影タイムになります。
☆お部屋は、真ん中に位置するキッチンを中心に、360度ぐるりと個室がキッチンスペースを取り囲んでいます。

☆入り口からすぐの左側には、黄色の球形の個室があります。

☆床も球形なので、面白いというか、楽しいというか、非日常というか。。。

☆そのお隣りには、垂直のはしごとか、ハンモックとかがあります。

☆天井には多くのフックが取り付けられているので、どこにでもハンモックが掛けられるようになっています。
その他、鞄なども掛けられるように、長い金属のフック方バーが沢山用意してあります。

☆その次の個室は、丸い畳と小石の部屋です。部屋の中はピンク色。

☆カーテンもピンクです。

☆個室と個室の間にある小さな空間、小さなバルコニーに出られる。

☆シャワールーム。

☆トイレは、シャワーの後ろにあります。

☆そして、4つ目の個室は唯一、障子で他の空間と仕切ることが出来るようになっています。

☆中心のキッチン空間は、一段低くなっています。

☆キッチンの回りに座れるようになっています。
床はコンクリート作りで、でこぼこしています。少し隆起しているところは、足の土踏まずに合うようになっているそうです。いろいろなサイズがあります。
また、床は部屋の一方で高く、もう一方で低くなっています。

☆外に出て、屋上を探索する、他の参加者たち。

さて、次は1階のオフィスとして使われているお部屋を拝見しました。
お部屋は一つ一つ、デザインや色合いが異なるそうです。
☆やはり、常に使われているので、いろいろな物があり、収納というか置き方に工夫がされています。(住んでいるわけではないそうです)

☆シャワールーム、トイレです。

☆別の個室(オフィス)

☆ここの球形個室はピンク系です。

☆キッチンにも、多くの物が置かれています。
備え付けの収納が少ないので、ここに居住される方は、いろいろと工夫されているそうです。

☆個室と個室の間の、ちょっとした空間。

帰りに頂いた資料をご紹介します。
☆見学会のご案内
私が参加した見学会ではどなたも質問しなかったが、なぜ「天命反転」というのだろうか、、、、
☆立派な案内書もあります。
☆案内書に掲載されている、内部の様子を写した写真

☆これがお部屋の図面で、3LDKと2LDKの、2タイプあるようです。

☆この住宅の各種データです。

この住宅を作った建築家「荒川修作」さんの作品は、他にも2か所で常設されていて見学することが可能だそうです。
☆奈義町現代美術館:http://www.town.nagi.okayama.jp/moca/
岡山県にあります。(すごーく、アクセスの悪い場所にあるそうです)

☆養老天命反転地:http://www.yoro-park.com/facility-map/hantenchi/profile.html
岐阜県です。

☆これは常設ではなく、今年の9月に開催されたプロジェクト(高知県)

こんな住宅が、もっと沢山出来てくるといいなぁ。面白い!